Monastery

September 10, 2007

シェドゥプ・ドゥンジョリンについて

Nyingmapa Wishfulfilling Center for Study and Practice

シェドゥプ・ドゥンジョリン寺 (Nyingmapa Wishfulfilling Center for Study and Practice) は、チベット仏教ニンマ派の総長を努められていたドゥンジョム・リンポチェの要請と精神的指導のもと、1974年にケツン・サンポ・リンポチェによって建立されました。この寺の伝承する主な系譜はドゥンジョン・テルサル流とロンチェン・ニンティク流で、この寺はチベット国外に初めて立てられたドゥンジョン・テルサル流の寺です。

『ドゥンジョム・テルサル』の教えは、グル・リンポチェとイェシェ・ツォギャルから大テルトン、ドゥンジョム・リンバに直接与えられた純粋かつ深遠な教えで、ドゥンジョム・リンバの弟子のうち13人もの修行者が「虹の身体」とよばれる悟りの境地に達したほどの加持力の強さを誇り、現在もチベットのみならず、ブータン、インド、ネパールにまで広まっています。

当寺は、チベット仏教ニンマ派の教学全般と、とりわけドゥンジョム・テルサルの流儀を継承し広めており、これまでにもインド・ネパールの寺院や欧米の仏教センターで指導にあたる教師達を送り出してきました。

現在は、60人を超す僧侶と数名の在家行者が、習字、文法、修辞学、仏教哲学、そして密教の儀軌と瞑想の実践を学んでいます。近年は社会の変化に応じて英語の教育も行っています。また、日本や欧米からの徒弟も受け入れています。

Posted by staff at 11:19 AM

ご寄付のお願い

シェドゥプ・ドゥンジョリン寺は、インド・ネパールの僻地の農村や、チベットから亡命したばかりの、貧しい家庭の子弟を数多く僧侶として迎え入れて教育を施しています。一人の僧侶に教育と生活に必要不可欠な衣食住を提供するのに、年間にして約350ドルの経費がかかります。つきましては、皆様に、僧侶一名分の一年間の生活費を目安に一口3万円としてご寄付を募りたいと思います。なお、ご寄付いただいた方には年一回、僧侶からの感謝状が届きます。続けてご支援いただくことで、シェドゥプ・ドゥンジョリン寺の僧侶との仏縁を深めていただければ幸いです。

郵便振替口座番号:00180-9-48610 「ゾクチェン研究所」宛

寄付金に関して、ご不明な点がありましたら、担当・天野までご連絡ください。
皆様のご理解とご協力を賜れれば幸いです。

ゾクチェン研究所    
〒192-0394 東京都八王子市鑓水 2-1723
多摩美術大学芸術人類学研究所内   
連絡先:info@dzogchen.or.jp(担当:天野)

Posted by staff at 11:18 AM

ケツン・サンポ・リンポチェ略歴

ケツン・サンポ・リンポチェは、チベット仏教ニンマ派の伝統に属するゾクチェンの教師です。

ケツン・サンポ・リンポチェは、数々の異なる宗派の優れたラマ達から教えを受けています。灌頂と口伝を受けたラマ達は、ダライ・ラマ法王猊下、ドゥンジョム・リンポチェ、ゾクチェン・ラマ・トゥプテン・リンポチェ、カラク・ヨンジン・リンポチェ、シュクセプ・ロチェン・リンポチェ、カンギュル・リンポチェ、ケンツェ・チョーキ・ロドゥ・リンポチェ、ディルゴ・ケンツェ・リンポチェ、チャタル・リンポチェ、ゴロク・ラマ・ゴンポ・リンポチェらにのぼります。

特に『ドゥンジョム・テルサル』については、チベットにおいてドゥンジョム・リンポチェご自身から二度にわたって灌頂を受け、チャタル・リンポチェから口伝を授かりました。

また、キャプジェ・カラク・ヨンジン・リンポチェからは、トゥルシク・ドンガク・リンパの埋蔵教説である『ヤンティ・ナクポ』の伝授を受けました。この教えについては、現在存命の数少ない継承者です。

ケツン・サンポ・リンポチェは、幼い頃よりグル・リンポチェやイェシェ・ツォギャルらの聖地などで瞑想修行を行ってきました。その後も、人生のほとんどを人里離れた洞窟での隠遁修行に費やしたラマ・トゥプテン・リンポチェに習って放浪の修行を続けました。1959年のチベットからの亡命直後には、シッキムのペマヤンツェで完全に明かりを閉ざした暗黒の瞑想小屋で『ヤンティ・ナクポ』の行法を修めました。

1962年には、ダライ・ラマ法王猊下の要請により、ドゥンジョム・リンポチェの代理として日本に派遣され10年間滞在し、東洋文庫で数々の仏典のカタログ化や敦煌文書の解読などの研究を行った他、東京大学を始めとする多くの大学で教鞭をとりました。また、ダラムサラのチベット図書館において研究員を務め、チベット仏教のすべての宗派を網羅した『チベット仏教人名事典』全十二巻や『初期チベット王朝史』などの書物を著しました。

1974年、このような貴重な教えを伝え残してゆきたいというダライ・ラマ法王猊下とドゥンジョム・リンポチェの要請に応え、シェドゥプ・ドゥンジョリン寺を建設しました。

その後、欧米や日本などの諸外国にも招かれ教えを説きました。アメリカでは、バージニア大学、インディアナ大学、ライス大学において客員教授となっています。

Posted by staff at 11:17 AM

March 08, 2006

ダライ・ラマ法王猊下からの親書 2006年

援助のお願い

シェドゥプ・ドゥンジョリン寺は、ドゥンジョム・リンポチェの要請に従ってケツン・サンポの手でネパールに設立されてから、33年間の長きにわたって仏教教育機関としての役割を見事に果たしてきました。ところが、ケツン・サンポが高齢となったため、寺院運営に関わるすべての責務を果たすことが困難となり、逼迫した状況に追い込まれているのが現状です。

現在、この法脈を絶やさないことに重要な意味を見いだしている寺院の門弟たちとその協力者達が、シェドゥプ・ドゥンジョリン寺の継続のために動き出そうとしています。私、ダライ・ラマは、すべての仏教の修行者たちに対して、利己のみならず利他の精神を以て、彼らに助けの手を差し伸べるよう求めたいとの意を表します。

2006年3月8日
ダライ・ラマ14世テンジン・ギャツォ

Posted by staff at 11:13 AM

December 20, 2003

ダライ・ラマ法王猊下秘書官からの親書 2003年

各位

ケツン・サンポ・リンポチェは、チベット仏教ニンマ派の優秀なラマであることをここに認めます。
彼は、1959年にチベットから亡命して二年間の隠遁の瞑想修行が、ニンマ派総長であったドゥンジョム・リンポチェの代理として日本に派遣され、10年間、数々の大学で教鞭をとりました。
その後数年間、ダラムサラのチベット図書館 (Library of Tibetan Works and Archives) の研究員を務め、数々の著作をあらわしました。1976年にはドゥンジョム・リンポチェの要請を受け、ンガギュル・シェドゥプ・ドゥンジョリン寺 (Nyingmapa Wishfulfilling Center for Study and Practice) をネパールのカトマンズに設立しました。また、ダライ・ラマ法王の指名により、チベット人民代表議会のニンマ派代表議員を務めたこともあります。

ダライ・ラマ法王は、ンガギュル・シェドゥプ・ドゥンジョリン寺におけるケツン・サンポ・リンポチェの活動をとても尊重しています。よって、彼に対するいかなる援助も歓迎し、感謝いたします。

2003年12月20日
ダライ・ラマ14世秘書 テンジン・テトン

Posted by staff at 11:13 AM